外国人が日本へ入国した後の手続きは?銀行口座開設やスマホの契約についても徹底解説

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外国人が日本へ入国後の手続きを徹底解説!在留カードの登録、国民健康保険に加入しよう

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日本ワーキングホリデー&留学編集部

外国人が日本へ入国後の手続きを徹底解説!在留カードの登録、国民健康保険に加入しよう

外国人が日本へ入国後の手続きを徹底解説!在留カードの登録、国民健康保険に加入しよう

留学やワーキングホリデー、仕事、結婚、定住で新たに日本に入国し、これから90日以上、日本で生活する外国人の方には、いくつか行うべき手続きがあります。

本特集では、日本で中長期滞在予定の外国人が日本に入国後に行うべき手続きについてわかりやすく解説します。在留カードの登録や国民健康保険の加入などの公的な手続きはもちろん、日本で生活するには必要な銀行口座開設、SIMカード・スマホの契約、インターネット契約、電気・ガス・水道などの契約手続きも説明します。留学やワーキングホリデー、就労、定住目的で来日した中長期滞在の外国人は、本特集を参考に、スムーズに手続きを行いましょう。

目次

外国人が日本へ入国した後の手続き その1:在留カードの登録

90日以上日本に滞在する外国人には「在留カード」が交付されます。成田空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港から入国した場合は空港で、その他の空港から入国した外国人は、パスポートに上陸許可の証印が押され、在留カードが後日郵送されます。

日本での住居地が決まったら、在留カードとパスポートを持参し、住居地を管轄する市役所・区役所の窓口で、14日以内に住居地登録(住民登録)を行う必要があります。パスポートに「在留カード後日交付」の記載がある外国人は、パスポートを持参し、手続きを行いましょう。決められた期日内に在留カードの登録手続きを行わないと、罰金などの処分が科されることがあります。

在留カードは、外国人が日本で生活する上で公的な身分証明書です。公共機関での手続きや銀行口座開設、SIMカード・スマホの契約、賃貸契約、仕事探し、クレジットカードの申請時に在留カードが必要になります。また、今後異なる自治体へ引越する場合は、在留カードを持参し、居住地の市役所・区役所に転出手続きを行う必要があります。引越後14日以内に、引越先の市役所・区役所に転入手続きを行わなければなりません。

外国人が日本へ入国した後の手続き その2:国民健康保険の加入

外国人も日本人と同じように「国民健康保険」への加入が義務づけられています。在留カードの登録手続きを行う際は、保険年金課で国民健康保険の加入手続きも一緒に行いましょう。国民健康保険に加入することで、病気やけがで病院を受診する際の医療費用の3割を自己負担するだけで済みます。

国民健康保険の加入手続きを完了したら、国民健康保険証が交付されます病院に行く際は、保険証を忘れずに持って行ってください。国民健康保険の保険料は市区町村によって異なり、収入が高い人ほど保険料も高くなります。日本国内で収入がない外国人留学生は、保険料の軽減を申請することができます。軽減申請の手続きについては、市区町村の担当窓口で確認しましょう。

外国人が日本へ入国した後の手続き その3:日本銀行口座の開設

外国人が日本で銀行口座を開設するには、在留カードや健康保険証、パスポート、印鑑が必要です。また、学生証、社員証が必要となる場合もありますので、事前に用意しておきましょう。(※観光ビザ等90日以内の短期滞在の外国人は、日本で銀行口座を開設することができません。)

また、90日以上の滞在する中長期滞在ビザを持っている外国人であっても、日本へ入国後6か月未満の外国人は、銀行口座開設を断られるケースも。ただし、同じ銀行でも店舗によって基準が異なるため、外国人留学生やワーキングホリデーの外国人が銀行口座を開設する際は、異なる銀行に申請を出してみると良いでしょう。また、新生銀行やゆうちょ銀行などの外国人が比較的に開設しやすい銀行や、自宅、学校、勤務先の近くの支店で申し込むと、銀行口座を開設できる可能性が高くなります。

外国人が日本で銀行口座を開設する際に必要な書類

  • 本人確認書類
    …有効期限内の在留カード・特別永住者証明書、健康保険証、パスポート、運転免許証など(※補足書類として、学生証、社員証が必要となる場合もある。)
  • 現住所を証明できる物
    …住所記載がある在留カード・特別永住者証明書、または携帯電話、水道・ガス・電気料金の領収書や請求書の原本(コピー不可)
  • 印鑑
  • 本人に連絡可能な電話番号

外国人におすすめの銀行

日本に入国後6か月未満且つ日本で仕事をしていない外国人の方は口座を開設できないが、他の銀行と比較すると、外国人の口座開設に積極的に取り組んでいる銀行の一つ。公式サイト上の口座開設フォームの項目を入力し、口座開設に必要な書類を郵送またはアプリ経由でアップロードすればOK。口座開設手続きが完了してから約1週間後、キャッシュカードやセキュリティカード、ネットバンキング利用ガイドなどが自宅に届く。店舗数は少ないだが、日本全国のセブン銀行ATM、コンビニATMで引き出すことができる。また、コンビニATM出金手数料も残高照会も24時間無料。インターネットによる他行宛ての振込手数料が月1回まで無料(預入金額等に応じて最大10回まで無料)。日本で仕事をしている外国人の方は、上手く活用すると良いでしょう。

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外国人が日本へ入国した後の手続き その4:SIMカードやスマホの契約

日本の大手通信キャリアは、SoftBank(ソフトバンク)、au、NTT docomo(NTTドコモ)の3社。大手通信キャリアは自社の通信回線を整備しており、常に高速通信を利用できます。しかし、大手通信キャリアの料金プランは選択肢が少なく、高い傾向があります。また、解約時期に制限があり、途中解約すると、契約解除料がかかるケースも。一方で格安SIMカードは最低利用期間が比較的に短いので、契約解除料不要で、自由に解約できる点が最大のメリットです。ワーキングホリデーや留学で来日した外国人の方や、日本での滞在が1年未満の外国人の方は、日本での滞在期間に合わせ、契約期間の自由度が高い格安SIMカードを上手く活用すると良いでしょう。

外国人が日本でSIMカードやスマホを契約する際に必要な書類

  • 本人確認書類
    …有効期限内の住所記載がある在留カード・特別永住者証明書、パスポート、運転免許証(国際免許証を除く)など
  • キャッシュカードもしくは預金通帳
  • クレジットカード(銀行口座振替を利用しない方)

外国人におすすめの格安SIMカード

LINEMOはオンライン契約限定のSIMカード。LINEMOの最大の特徴は、月額料金が非常に安く、「LINEアプリ」を利用したチャットや音声通話、ビデオ通話が無料になる点。「LINEアプリ」をよく利用する外国人の方におすすめ。LINEMOは、通信容量3GB月額料金990円(税込)のミニプランと通信容量20GB月額料金2,728円(税込)のスマホプランを用意。

LINEMOの月額料金の支払いはクレジットカードに加え、日本の銀行口座振替による支払いにも対応している。日本で発行したクレジットカードを持っていない外国人の方でも、日本の銀行口座からの振替を選択することでLINEMOを契約することができる。また、通話定額やセキュリティパック、国際電話、LINE MUSIC for SoftBankなどのオプションが充実しており、国際ローミングにも対応しているので、一時帰国や海外出張の際にも役に立つ。さらに、契約事務手数料も契約解除料もかからない点が嬉しい。LINEアプリの使用頻度が高い外国人や、日本でのSIMカードの月額料金を節約したい外国人は、LINEMOのSIMカードがおすすめ。

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クレジットカードや日本の銀行口座を持っていない外国人におすすめのSIMカード

イギリスの通信サービス会社が日本に滞在する外国人向けに提供するSIMカード。SoftBankの通信回線を使用しており、高速通信が可能になる。モバル(mobal)のSIMカードは、クレジットカード払いはもちろん、PayPalやアリペイ(支付宝)払いにも対応しており、クレジットカードや日本の銀行口座を持っていない外国人でも契約することができる。また、SIMカードの受取場所は成田空港、羽田空港、関西空港、中部国際空港に加え、台湾や香港、中国への無料配送にも対応しており、来日前に公式サイトで契約しておけば、来日後すぐにSIMカードを利用できる点が便利。利用料金は、通信データ容量に応じて「1GBプラン」「5GBプラン」「10GBプラン」「30GBプラン」など4種類のプランから選択することができる。最低1か月利用すれば、いつでも無料で解約できる。日本出張や日本短期留学、ワーキングホリデーなど、日本での滞在期間が短い外国人におすすめのSIMカード。

外国人が日本へ入国した後の手続き その5:インターネットの契約

寮やシェアハウス、マンスリーマンションに住む外国人は、インターネット環境が完備されていますが、賃貸住宅に住む外国人がインターネットを利用したい場合は、自分でインターネットの契約手続きを行う必要があります。

留学や就労で日本に2年以上滞在する外国人は光回線の契約がおすすめ。光回線とは、光ファイバーを自宅に引き、インターネットに接続する方法です。電磁波の影響を受けないので、WiFiと比較すると、通信速度が速く安定しています。高画質な動画視聴やダウンロード、オンラインゲーム、写真のダウンロード・アップロードなどを快適に楽しめる点も大きな魅力。また、光回線は長期契約が前提になるケースが一般的。契約更新月以外に解約した場合、違約金が発生する点には注意しましょう

一方、WiFiは最低契約期間の制約がないものがあり、自分のタイミングで解約できます。光回線と比較すると、WiFiはプランや契約の変更がしやすく、日本滞在期間や帰国時期に合わせやすい点もメリットの1つ。日本への滞在期間が決まっていない外国人は、WiFiサービスの契約がおすすめです。

日本滞在期間が2年未満の外国人におすすめのWiFiサービス

縛りなしWiFiは、最低利用期間を設けておらず、解約手数料不要で、自由に解約できるので、日本での滞在期間が短い外国人にも利用しやすい。料金プランは、10GBプランが毎月2,178円(税込)、30GBプランが毎月3,278円(税込)、60GBプランが毎月4,103円(税込)、90GBプランが毎月4,818円(税込)と、リーズナブルに設定されている。月の途中でデータ容量を使い切った場合、追加料金でデータチャージに対応。通信制限なく利用できる。決済方法はクレジットカードに加え、コンビニ払いや銀行口座振替にも対応しており、自分の状況に合わせて選択可能。縛りなしWiFiのマイページから海外データを購入するだけで、WiFi端末をそのまま海外106か国で利用できる。海外出張や一時帰国の際は、海外用SIMカードの購入や海外WiFiルーターのレンタルなども必要ない。日本での滞在期間が短い外国人の方には、ぜひおすすめしたいWiFiサービスの一つ。

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日本滞在期間が2年以上の外国人におすすめの光回線

NURO光は、プロバイダ大手So-net(ソネット)が提供する最速の光インターネット接続サービス。オリコンのインターネット回線サービス顧客満足度ランキングで「通信速度・安定性」部門において3年連続第1位を獲得。光回線は一般的には100Mbpsだが、NURO光は下り最大2Gbpsまたは10Gbpsを選択できる。動画の視聴はもちろん、配信サービスの閲覧もストレスなく楽しむことが可能。

他の光回線業者と比較すると、利用料金は月額5,200円からと割安な料金を実現。また、キャンペーン期間中にキャンペーンページからNURO光を契約し、回線が開通すると、6か月後に最大4万5,000円キャッシュバックをもらえる。さらに基本工事費4万4,000円が実質無料キャンペーンも実施中!サービスの提供エリアが関東の1都6県(東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城)と東海4県(愛知、静岡、岐阜、三重)、関西2府3県(大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良)、北海道、福岡、佐賀に限られることが難点だが、これらのエリアに住んでいる外国人は、視野に入れるべき光回線の1つだろう。

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外国人が日本へ入国した後の手続き その6:電気・ガス・水道の契約

入居前の日本賃貸物件は電気や水道、ガスなどのライフラインと新たに契約手続きを行わななければ、使用できません。電気・ガス・水道の契約手続きは、電話やインターネットから申し込むことができます。電気・ガス・水道の契約手続きを行う前に、契約者氏名や住所、使用開始日、電話番号などを用意しておきましょう。また、契約者氏名は在留カードの記載と一致する必要があります

契約手続き 契約者の立ち合い
電気 日本では電力の小売りが自由化されており、電力会社を自由に選択することができる。様々な電力会社や電気料金プランの中から、自分のライフスタイルに合ったお得な電力会社を見つけよう。 × 不要
ガス 日本ガス協会から該当のガス会社を確認した上で、ガスの開栓を申し込む。ガスの開栓には契約者本人の立会が必要なので、都合が良い日時を決め、早めに申し込むと良い。 〇 必要
水道 地域の水道局のサイト上で契約手続きを行う。また、郵便ポストや玄関に置かれている水道使用開始申込書を記入し、郵送してもOK。 × 不要

一人暮らしの外国人におすすめの電力会社

HTBエナジーは旅行会社H.I.Sとハウステンボス株式会社が設立した電力会社。最大きな特徴は、契約アンペア数や電気使用量に関わらず、全ての電気料金プランが、従来の電力会社が提供する料金プランと比較すると、5%安く設定している点。今は新規契約で電気代基本料金が3か月無料!また、東京・中部・関西エリア限定で、電気+ガスのセットで年間1,224円がお得!HTBエナジーたのしいでんきは日本全国に対応しており、電力会社の契約を検討する外国人は、必ずチェックしておきたい電力会社と言える。

また、ベーシックプランに申し込むことで、電気や水回り、鍵、パソコンなどのトラブルに24時間365日対応する「あんしんサポート365プラス」が無料付帯。電気料金がお得になるだけでなく、日常生活のトラブルにも対応してくれるので、一人暮らしの外国人に特におすすめ。

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