外国人の転職
- ワーキングホリデーの方
最終更新日|
- Facebook()
- Twiter
- LINELINEで送る
以前の日本企業は終身雇用や年功序列といった日本式の経営に特徴がありましたが、昨今の経済環境の変化の影響で人材が流動化しており、転職も決して珍しいことではなくなっています。日本人が日本で転職する場合と比較すると、外国人の転職は簡単ではありませんが、日本の景気回復や企業の好調な業績、日本企業の国際化を背景に、外国人の中途採用枠も拡大しています。特に海外市場でビジネスを展開する日本企業には外国人人材が必要不可欠なので、外国の文化を知り、日本文化についても理解した外国人は、貴重な人材として評価されやすくなっています。
外国人で転職しようと考えている方の中には、日本での転職活動はどうすれば良いのかわからないという方も少なくないのではないでしょうか?例えば転職にかかる期間は、現在持っている就労ビザはの取り扱い等、日本で外国人が転職する場合、気をつけなければいけないポイントがたくさんあります。
ここでは、外国人が日本で転職活動を行う際のポイントや注意点をわかりやすく解説します。また、日本での転職活動に役立つ転職サイトや人材紹介会社、転職に役立つ本もピックアップしてご紹介します。日本での転職を考えている外国人は、本ページを参考に、転職活動を成功させましょう。
外国人の転職に強いお薦めの転職サイト・人材紹介会社
日本国内で最も利用者が多い転職サイト。履歴書を登録する事でスカウトを受ける事もでき、スカウトメールの月間配信数は月300万通以上と圧倒的。
日本最大の人材紹介会社。日本国内の大手企業はもちろん、グローバルに展開する日系企業、外資系大手企業への転職にも強い。
目次
日本の転職活動の基本
外国人が転職活動を行う際に、最も注意すべき点は就労ビザの問題です。職種や仕事内容が大きく変わる場合、ビザの変更手続を行う必要があり、再度審査が行われます。転職によるリスクを軽減するために、なるべくビザの変更が必要ない同じ職種に転職しましょう。また、転職活動の前に、しっかりと日本での転職活動の基本や注意点を理解しておくことも大切です。
転職前
転職したい理由
転職したい理由は人それぞれです。「もっと語学力を活かせる仕事がしたい」「もっとやりがいがある仕事がしたい」など、スキルアップを目的に転職を考える人もいれば、「人間関係がうまくいかない」や「給料が高くない」といった、人間関係や待遇面を理由に転職を考える人をいるでしょう。転職理由に良い悪いはありませんが、自分が仕事に求めるものを明確にし、何を優先したいのか順位をつける事が大切です。企業選びに悩んだら、自分が転職で叶えたいと思っている目標がそこで叶えられるのかを考え、判断しましょう。面接では必ず転職理由を聞かれます。その際に嘘をつく必要はありませんが、前向きに転職活動を行っている姿勢をアピールできれば、面接官に良い印象を与える事ができるでしょう。
キャリアプラン
転職の際、転職理由と同様によく聞かれる質問が「母国に帰る予定がありますか?」「いつまで日本で働きたいですか?」といったものです。企業側の立場になって考えると、すぐに帰国したいと考えている方を採用したいとは思いません。以前ほどではありませんが、日本企業の多くは外資系企業と比較すると、一つの会社に長く勤める愛社精神を大事にしています。将来どうなるかわからないと考えている方も、長く働ければという気持ちをアピールしたほうが企業側からの好感度は高いでしょう。また、もし近い将来、母国への帰国を考えている方は、母国に支社がある日本企業、もしくは母国に本社がある外資系企業中心に転職活動すると良いでしょう。
転職活動のタイミング
転職活動をいつ始めればいいのかで悩んでいる人は、原則として前の会社を退職する前に転職活動を開始しましょう。会社を退職した後の転職活動の一番のメリットは時間に余裕があることです。ただし、無職の期間が長くなると、経済的な負担が大きくなり、仕事も見つかりにくくなります。また、退職後の転職活動には就労ビザの許可がもらえないリスクがあるので、在職中に転職活動を行うのがベストです。
転職活動中
外国人が日本で転職活動をする方法
日本の転職活動の方法は、海外と異なり、直接に企業に応募することではなく、転職サイトや人材紹介会社を通じて、応募するのが一般的です。具体的な方法は下記の通りです。
1転職サイトを活用
転職サイトでは自分で気になる企業を見つけ、応募します。会員登録・利用料共に無料で、履歴書・職務経歴書を登録する事で企業からのスカウトを受ける事もできます。人材紹介会社と異なり、自分のペースで転職活動を勧めたいという人にお薦めです。
2人材紹介会社を活用
人材紹介会社に登録すると、プロのキャリアコンサルタントによる無料転職サポートを受けられます。ヒアリングに基づき、転職先を選定し、面接の日程調整や年収などの条件交渉を依頼する事も可能です。応募書類の添削や模擬面接などのサポートも無料で利用できるので、本気で転職を考えている人は人材紹介会社を上手く活用すると良いでしょう。
応募書類の作成
履歴書の志望動機や職務経歴書などの応募書類は、使いまわしせずに応募する企業に合わせて作りましょう。また、書き間違えた場合は、修正液を使わず、最初から書き直すことが基本です。
応募書類を作成する際は、正しい日本語で書くことが非常に重要です。日本語に自信がない方は人材紹介会社のプロのキャリアコンサルタントに添削を依頼するか、当サイトが実施している履歴書・職務経歴書の添削サービスを活用しましょう。当サイトの履歴書・職務経歴書添削サービスは、日本語能力検定1級のスタッフが翻訳を担当し、日本人の中でも文章を書く事を専門とするプロライターが添削を行う事でクオリティの高い履歴書・職務経歴書の作成をサポートしています。
履歴書・職務経歴書作成のポイント
- 仕事と直接に関係がない資格でも書きましょう。
- できるだけ空欄を残さないようにしましょう。
- 履歴書に貼り付ける写真はスーツが基本です。
日本生活支援履歴書・エントリーシート・職務経歴書添削サービス
応募書類は採用面接に進む上で最も大切な資料です。日本語プロである弊社スタッフが添削を行い、書類選考を突破しやすい履歴書・エントリーシートに仕上げます。また、履歴書、エントリーシート、職務経歴書などの応募書類はもちろん、礼状や手紙などの添削も承ります。添削料金は添削内容、納期により変動することがあります。お見積もりをご希望の場合、お気軽にお問い合わせください。
面接の準備
面接の際は履歴書や職務経歴書などの応募書類の内容に沿った形で、質問されることが多いので、面接の前に、提出した応募書類の内容を読み返したり、確認することが大切です。また、転職面接は新卒での採用面接とは異なり、社会人としてのビジネスマナーもしっかりチェックされますので、入室時のノックやお礼、退室時のお礼などを事前に確認しましょう。自信がない場合、人材紹介会社の模擬面接サービスを利用することも方法の一つです。
転職活動に役立つおすすめの本
内定取得後
就労ビザの変更手続き
もし、職種や仕事内容が前職と大きく異なる場合、出入国在留管理庁(前身は入国管理局)まで変更手続を行ってください。
豆知識 退職手続について
退職を決めた際に、早めに会社に伝えましょう!
会社によって異なりますが、退職する1カ月前までに退職届を提出するのが普通です。上司や同僚に迷惑を掛けないため、引き継ぎもしっかりやる必要があります。
日本での転職活動に役立つ転職サイト
求人数は数ある転職サイトの中でトップクラス。スカウトサービスを利用する事で企業からのスカウトう受ける事も可能。
求人数は比較的に少ないが、IT企業や外資系への転職に強く、SEやITコンサルタント、営業の求人情報が充実。非公開求人の紹介や、年収交渉など転職エージェントとしてのサービスも提供しており、キャリアアップを目指す外国人の方であれば、利用を検討する価値がある転職サイト。
日本での転職活動に役立つ人材紹介会社
転職支援実績No1を誇る日本最大の人材紹介会社。日本国内の大手企業はもちろん、外資系企業の転職にも強い。
日系グローバル企業はもちろん、インド、タイ、ベトナムにも拠点を持ち、外資系企業への転職に強み。登録するためには日本語がビジネスレベルであることが条件になるが、日本語能力に一定のレベルがある外国人の方であれば、登録する価値があるサービスであることは間違いない。
コンサルタントの質が高く、対応が丁寧。書類選考はもちろん、面接対策に関してもしっかりサポート。
求人数は数ある人材紹介会社の中でもトップクラス。平日夜はもちろん土曜日・日曜日・祝日のカウンセリングにも対応。