外国人を採用する正社員求人の特徴
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日本の厚生労働省が発表した統計資料によると、2019年10月末時点で、外国人を採用している企業の数は、24万2,608社と前年同期比で12.1%増加、過去最高を更新。近年、日本では外国人観光客のインバウンド需要が拡大しており、外国人観光客に対応するため、外国人を積極採用する企業が増えています。特に宿泊業、飲食業、卸売業、小売業、サービス業は、外国人の採用に積極的です。また、外国人観光客向けのWebメディアやアプリも増加していることから、語学に堪能なエンジニアや企画編集の採用ニーズが高まっており、外国人エンジニアの採用に目を向ける企業も増えています。
このように需要が高まっている外国人の採用ですが、雇用形態は一つではありません。外国人の採用には、正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなど様々な働き方があり、働き方によりメリットやデメリットが異なります。
日本で働くことを考えている外国人の方は、それぞれの働き方の特徴を理解することが大切です。働く上でプライベートを重視したい人もいれば、安定を重視したい人もいるでしょう。また将来的にキャリアアップを目指したい方もいるはずです。大切なのは、自分が求める働き方・キャリアプランに合わせ、希望を満たす求人に応募することです。
本記事は、外国人が正社員として働く上でのメリットとデメリットを解説します。また、外国人を採用する正社員求人の特徴や、実際の正社員の求人例もご紹介。日本で働くのが初めてという方にもわかりやすく解説します。さらに、外国人の正社員求人に強い転職サイトや転職エージェントの情報も厳選。日本で正社員として働こうと考えている外国人の方は、ぜひ本特集を参考に、自分に合った正社員の求人を探しましょう。
目次
正社員という働き方の特徴
長期的な雇用を前提として、雇用期間に定めがない働き方。雇用保険や健康保険、労災保険、厚生年金保険などの社会保険を全て完備しており、交通費や賞与も支給されるケースがほとんどです。また、会社によって、住居手当や扶養手当、資格手当等の各種手当が出ることもあります。給料や福利厚生、雇用の安定、就労ビザの取得という面では、派遣社員や契約社員と比較すると、正社員のほうがはるかに有利と言えます。長期間日本で働き、安定した収入を得ることを希望する外国人の方は、正社員という働き方がおすすめです。
職種 | 海外事業開発 |
---|---|
仕事内容 | 各国(英語圏)のマーケット/競合/法律/税務などの調査、レポーティング、戦略や戦術の立案など |
雇用形態 | 正社員(期間の定めなし) |
勤務地 | 東京都 |
給与 | 年収800万円 ~ 1,500万円 |
働き方 | 完全週休2日制(土・日・祝日)、夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇、慶弔休暇 |
応募資格 |
【必須スキル】
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※2022年4月時点(内容は変更になっている可能性があります)
正社員で働きたい外国人の方におすすめの転職サイト
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外国人が正社員で働くメリット・デメリットを比較
外国人が正社員で働くメリット
重要な仕事に携わる可能性があり、キャリアアップを目指しやすい
派遣社員や契約社員、アルバイトの場合、業務をサポートする仕事が多く、出世するケースはほとんどありません。また昇給に関しても正社員との比較では不利と言えるでしょう。その一方で正社員はキャリアアップに繋がる重要な仕事を任されることが多く、重要なプロジェクトを成功することで、評価され、昇給や昇進に繋がりやすい傾向があります。将来的にキャリアアップを目指したい外国人の方は、正社員での採用を目指すことで様々なメリットを享受できるでしょう。
雇用期間に定めがない
日本の正社員は、外国とは異なり、簡単に解雇できないと法律で定められています。正社員として採用された場合、原則として短期間で解雇されることはなく、外国人の方は安心して働くことができます。また、人間関係においても安定した人脈を築きやすいでしょう。
安定した収入やボーナスを得られる
派遣社員や契約社員と比較すると、安定した収入を得られる点も正社員の特徴の一つです。また、長期的に正社員として働くことで、昇給し、収入も増えていく傾向があります。会社の報酬体系や業績によっては、ボーナスをもらえるケースも少なくありません。
就労ビザの取得に有利になる
外国人の就労ビザの取得は、雇用形態が直接的な影響を与えることはないとされていますが、実際には派遣社員や契約社員などの非正規雇用として働く外国人の方は、就労ビザの取得が困難です。契約社員や派遣社員の場合、雇用期間が半年、1年などと期間が決まっていることが多く、正社員と比較すると、仕事の安定性や継続性に欠けるという理由で就労ビザが取得できない可能性が高いのが現状です。
外国人が正社員で働くデメリット
残業、休日出勤など勤務時間が長くなることがある
契約社員や派遣社員であれば、原則として契約時間が決まっており、仕事が終わり次第、帰宅することができます。また、契約外の残業についても、拒否することが可能です。しかし、正社員は契約社員、派遣社員と異なり、責任が重く、仕事状況によっては急な残業や、休日出勤に対応するケースもあります。ワークライフバランスという点では、正社員は不利と言えるでしょう。
転勤や異動の可能性がある
正社員の場合は、転勤や異動の可能性があります。異動がある正社員として採用された場合、基本的には会社の人事異動の辞令を断ることができない点には注意しましょう(※ただし地域限定の正社員として採用された場合、異動はありません)。慣れた仕事から他の部署への異動や、地方勤務、海外(母国)勤務が求められる場合もあるということは覚えておきましょう。
採用されるまでの難易度が比較的に高い
正社員が長期的な雇用を保証しており、簡単に解雇されないなどのメリットがあるため、企業側は正社員として外国人を採用するリスクやコストを考え、契約社員や派遣社員、アルバイトと比較すると、採用を厳選する傾向があります。言い換えれば、派遣社員や契約社員、アルバイトと比較すると、外国人が正社員として採用される難易度が高いと言えます。
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