外国人は就労ビザでアルバイトができる

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就労ビザを持っている外国人のアルバイト&副業

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就労ビザを持っている外国人のアルバイト&副業

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日本ワーキングホリデー&留学編集部

会社に定められた勤務時間外の余暇の過ごし方は、原則として自由ですが、就業規則で副業やアルバイトを禁止している日本企業は少なくありません。近年の働き方改革によって、正社員の副業やアルバイトへの規制が、日本でも緩和されつつありますが、就労ビザを持っている外国人が副業で単純労働のアルバイトをすることは法律で禁止されています

例えば、「技術・人文知識・国際業務」という就労ビザを持っている外国人の方は、本業として旅行会社で働きつつ、副業でスーパーや、コンビニ、飲食店、工場などの単純労働のアルバイトをすると、違法になる場合があります。

その一方で現在は緊急事態が続いています。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自宅待機を命じられたり、解雇される外国人の方が増加しており、このような状況に陥った外国人の生活を維持するため、外国人の副業やアルバイトが、法律で許可されることになりました。つまり、就労ビザを持っている外国人は、資格外活動許可を取得することで、副業でアルバイトをすることができるのです。自宅待機や勤務時間短縮で収入が減ってしまった外国人の方は、副業やアルバイトを検討してみるのも良いでしょう。

本特集では、就労ビザを持っている外国人におすすめの副業やアルバイトを厳選して紹介します。また、資格外活動許可を申請する方法をわかりやすく解説。さらに、外国人が副業を探す際に役立つサイトや注意点なども説明しています。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、休職や失業になった外国人の方は、本特集を参考にし、諦めずに仕事を探し、日本で頑張りましょう。

就労ビザを持っている外国人におすすめのアルバイト&副業

短期・単発アルバイト

就労ビザを持っている外国人におすすめの短期・単発アルバイトの期間は4時間、1日といったものから、2週間、1ヶ月といったものまで幅広く、仕事内容も工場の仕分け、配達、データ入力、販売スタッフなど様々です。

新型コロナウイルスの影響で平日がテレワークになり、休日も外出を控えているため、宅配サービスを利用する人も増えています。その影響を受け、宅配ピザのドミノ・ピザは店舗数の拡大計画とともに、正社員とアルバイトを新たに採用すると発表しました。また、スーパーやコンビニなど日常生活に関わる業界は、営業自粛の範囲外となっており、営業を継続しているため、外国人のアルバイトのスタッフを積極採用しているケースも少なくありません。飲食業界や観光業界、ホテル業界などの求人数が減っていますが、デリバリーやコンビニ、製造業の工場などは、求人が増えているので、これらの業種でアルバイトとして働くことを検討してみるのも良いでしょう。

外国人におすすめの副業に役立つバイトアプリ

タイミー(Timee)

1時間単位で働けるアルバイト求人を探すことができるバイトアプリ。アプリをインストールし、身分証明書をアップロードするだけで、その日の仕事が簡単に見つかるため、アルバイトや副業を探す就労ビザを持っている外国人が使いやすい。販売から飲食、軽作業、オフィスワークまで幅広いアルバイト求人を取り扱っている。自宅待機の時間を効率的に利用したい外国人はぜひ登録しておきたい。

タイミー(Timee)をダウンロード

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、インターネットを利用し、企業や依頼者からの仕事を仲介するサービスです。時給制ではなく、納品する成果物によって報酬が発生することがメインのため、好きな時間に好きな場所で自分のペースで仕事を進めることができます。初心者でも簡単にスタートできるデータ入力から、専門スキルを必要とする翻訳やプログラムまで幅広い仕事があります。条件交渉や仕事受注、納品などは全てオンラインで完結することができ、在宅でも簡単に副業を始めることが可能です。外出を控え、新型コロナウィルスの感染リスクを減らしたい外国人の方におすすめしたいアルバイト・副業の一つです。

外国人におすすめの副業に役立つクラウドソーシングサイト

クラウドワークス

クラウドワークスは日本最大級のクラウドソーシングサイト。最大の特徴は「固定報酬制」と「時給制」という二つの報酬形態を採用している点。会員登録や仕事検索、仕事応募は全て無料。仕事を受注した際に報酬額に応じて5~20%の利用料金を負担する。データ入力、翻訳、ウェブデザイン、アプリ開発、ロゴデザイン、イラスト作成など、200種類以上の在宅でできる仕事を取り扱う。仕事を開始する前に、依頼者から報酬をクラウドワークスに納めるため、仕事完了後の支払いでトラブルが起こることを防ぐことができるので、安心して利用できる。

クラウドワークスに行く

Bizseek

業界最安の手数料が魅力のクラウドソーシングサイト。報酬金額が10万円以下の場合は報酬金額の10%(税別)、10万円以上の場合は報酬金額の5%(税別)がかかる。メールアドレスを入力するだけで、無料会員登録ができる。Facebookアカウントがあれば、簡単に無料会員登録が可能。ロゴデザインやイラスト作成など「コンペ式」と、翻訳やデータ入力など「プロジェクト式」に大きく分けられる。また、データ分類や買物代行、モニター調査など単発の仕事も取り扱う。案件数が少ないという難点はあるものの、仕事終了後、Bizseekサイトで評価を受けることによって、実績を積むことができ、仕事を受注できる確率がより高くなる

Bizseekに行く

就労ビザを持っている外国人がアルバイトや副業する際のポイント

雇用先の副業・アルバイト可否を確認する

副業やアルバイトを始める前に、雇用先が副業やアルバイトを認めるかどうかを確認する必要があります。雇用先の就業規定に違反すると、懲戒処分やトラブルになる可能性があるので、会社の規定を必ず確認しておきましょう。就業規定がよく分からない場合は、直属の上司や人事部に問い合わせをしてみると良いでしょう。

副業収入は年間20万円を超えると、確定申告が必要

副業の収入が年間20万円を超える場合は、個人で確定申告をしなければなりません。新型コロナウィルス感染拡大期間だけにアルバイトや副業をしても、副業収入が年間20万円以上を超える場合は、2021年度の確定申告の手続きを忘れないようにしましょう

資格外活動許可が必要な場合もある

副業の仕事内容が持っている就労ビザで許可された職種と異なる場合は、「資格外活動許可」を申請する必要があります。例えば、「技術・人文知識・国際業務」という就労ビザを持っており、本業が翻訳・通訳として企業で働いている外国人が、「資格外活動許可」を取得せずに、製造業工場のアルバイトをすることはできません。なぜなら、製造業工場の仕事は「技術・人文知識・国際業務」で許可された職種ではないからです。

資格外活動許可を取得せず、アルバイトや副業をした場合は、就労ビザの取り消しや強制退去などの処分を受けることがあります。必ず資格外活動許可を取得してからアルバイトや副業を行いましょう。また、副業はあくまでも補助的な仕事で、就労ビザで許可されている仕事がメインです。本業をやめ、副業が本業になってしまうと、不法就労になるリスクがあります。

就労ビザを持っている外国人が資格外活動許可を申請する方法

資格外活動許可は無料で申請することができます。就労ビザを持っている外国人の方が資格外活動許可を申請するには、雇用先企業の都合により自宅待機や勤務時間短縮、解雇などを証明する書類を提出しなければいけません。また、その書類に自宅待機期間や勤務短縮期間にアルバイト・副業OKを明記する必要があります。審査期間は申請してから2週間から2か月かかるので、自宅待機を命じられた外国人の方は、早めに雇用先企業に相談し、証明書類をもらいましょう。

資格外活動許可の有効期間は、許可日から6か月または在留期間の満了日のいずれか先に到来する日となります。就労ビザを持っている外国人の方は、生活費を稼ぐために資格外活動許可の期間内でアルバイトや副業をすることができます。

資格外活動許可申請の手続きには、以下のものが必要です。

  • 資格外活動許可申請書
    資格外活動許可申請書をダウンロード(PDF)
  • パスポート
  • 在留カード
  • 雇用先企業の都合によって自宅待機や勤務時間短縮、解雇を証明する書類、雇用先企業から待機期間中や勤務短縮期間中のアルバイト・副業についての同意書

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