就労ビザの申請
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第5回就労ビザの申請
私は日本文化が大好きなので、いつか日本で働きたいという夢をずっと持っています。オーストラリアの大学を卒業後、母国の香港で何年間か働きましたが、日本で仕事したいという夢を実現するために、来日し、現在日本語学校で日本語を勉強しています。日本語学校を卒業したら、日本で仕事探しをしようと思っていますが、就労ビザを取得することはできますか？オーストラリア留学経験があり、英語には自信がありますが、日本語学校を卒業した外国人留学生でも、就労ビザを申請できますか？外国人が日本の就労ビザを申請するには、何か制限があるのでしょうか？教えてください。よろしくお願いします。
（Alice・27歳・女）
Answer
就職先が決まっていれば、就労ビザを申請可能
Aliceさん、ご相談ありがとうございます。
外国人が日本で仕事をするためには、就労ビザが必要です。企業への採用が決まった段階で、短期滞在ビザ（観光、商用、知人・親族訪問）を持っている外国人は、就労ビザの申請が必要となる他、既に留学ビザを持っている外国人留学生は、就労ビザに変更する必要があります。
就労ビザの種類は職種や仕事内容により異なりますが、一般的には文系の留学生は「人文知識・国際業務」という就労ビザで、理系の留学生は「技術」という就労ビザに変更する事が殆どです。外国人の就労ビザの申請・変更手続は企業側が行うケースと、企業から必要な書類を受け取り、本人が出入国在留管理庁（前身は入国管理局）に行き、行うケースがあるので、採用が決まったら企業に確認しましょう。
また、外国人が日本の就労ビザの申請や変更を行う際には、必ず審査が行われます。まず、従事する仕事の内容と、外国人本人の経歴や専門知識に一貫性があるかどうかがチェックされます。つまり、従事する仕事内容が、外国人が持っている技術や知識を活かせるものかどうかが、審査のポイントとなります。もし、大学での専攻や、これまでの仕事経歴とは関係がない仕事内容で採用されると、就労ビザの申請・変更が認められず、就労できなくなるケースもあります。就労ビザの申請は、就職先が決まっていれば必ず許可されるという訳ではないという事を理解しておきましょう。就労ビザの取得を目指すためには、日本で仕事探しを行う際に、ビザの審査ポイントを意識しながら、自分の専門性と関係がある仕事や、外国人採用に積極的な企業に応募する事が大切です。
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就職先が決まっていれば、日本語学校を卒業した外国人留学生でも、問題なく就労ビザを申請できます。Aliceさんは日本の大学や専門学校を卒業されていませんが、就労ビザの審査は母国及び海外の大学で専攻していた学部、母国での職歴などをもとに出入国在留管理庁（前身は入国管理局）が審査を行うので問題ありません。Aliceさんの場合、外国人向けの求人を多数取り扱う就職サイトに加え、社会人経験があるため外国人向けの転職サイトを利用し、仕事を探すと良いでしょう。また母国語である中国語や、堪能な英語など、Aliceさんの専門知識を活かせる仕事の内定が取れれば、就労ビザの審査に通過しやすいでしょう。
無事に就労ビザを取得できるように心から祈っています。頑張ってください。
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